数か月前から喪服を買おうかどうか迷っていた。
今月末に母の23回忌があり、よそに着ていけそうな黒い服も持っていなかったので、それをきっかけに買おうと思い
イオンの礼服売り場に行ってみると
「身内でやるものだったらそんなちゃんとした物着なくても大丈夫よ。買ったら10年は着るものだし、そんなに安くないものだから慎重になったほうがいいわよ。
もし必要になったら朝9時からやっているからいつでもいらっしゃって。」
と、親切なマダムがそう教えてくれた。
確かにそれもそうだな…と保留にした。
その一週間後、祖父が亡くなり急遽必要になった。
このタイミングはなんなんだ?!と思ったけど、まぁ仕方がない。
夫も礼服を持っていなかったので、これをきっかけに購入することに。
以前着ていたスーツを2万円で買い取ってくれる『洋服の青山』に持って行き、買うことにした。
私の分はイオンのマダムに相談しようと思っていたんだけど
洋服の青山では『ペア割』というものがやっていて、20%だか30%割で買えるといわれたので時間もないしまとめて買ってしまった。
マダム、ごめんやで。
夫が試着をしている間に、女性ものは結構種類が少ないな~でもここで決めないといけないのか~嫌だな~と思っていたけど、試着してみたらかなり気に入って満足のいく買い物をすることができた。
ちなみに夫の礼服は細身のデザインがありサイズがぴったりで、野暮ったくならずに済んだ。
裾直しもその場ですぐやってもらい、お会計をする時には出来上がっていた。
ポイントカードを作ったり、誕生日月だったらさらに割引があるとかだったりで
なんやかんや結構安くなって合わせて6万ほどで済んだ。
姉は以前必要になりそうだった時に通販でバッグなどセットで2万円で購入したようだけど、サイズが合ってないように感じた。
今はもっと良いものが売っていると思うけど、数年前だし急遽買ったものだったからまぁいいかという判断だったらしい。
礼服は黒の色が大事、と言われているけれど、確かに比べてみると私の礼服のほうが黒々としていた。
デザインも気に入ったようで、私も同じものにしたかった~とすねていた。
着る日が二日あるので一日は交換してもよかったのだけど、姉は小柄なためサイズが合わないため断念。
一度着せてあげたら機嫌は直った。よかったよかった。
そう着るものではないからこそちょっと良いものでもいいかな、と姉とのやりとりの中で感じた。
靴とバッグは地元に着いてから購入した。
バッグも良いものにしておいたほうがいいと周りに言われ、イオンで割引券を使ったり、フェアで割引があったりで7000円で購入。
あなどるなイオン、ですね。結構種類もあってしっかりしていた。
靴は就活時代に履いていたものが実家にあったのだけど、
ボロボロで履けなくなっていたので捨てて
普段使いはできないし、どんなに綺麗にしていても履かない時は数年空きそうなので、急遽しまむらみたいなファッションセンターで2000円で購入。
何処も家の近くのお店なのでちょうどあってよかった。
もしなかったらないで、適当なものでそろえていたと思う。
礼服はピンキリなので私の購入した喪服も10万円のものと並べたら安っぽくみえるかもしれない。
20~30代だったら、3.4万のもので十分だし
膝がみえるかみえないかぐらいのスカート丈のものがおすすめ、なんだそう。様々な意見があるとは思うけど。
また普段からスーツ買い取りの情報を知っていたため
いつかのためと早く捨てたかった着なくなったスーツをやっと手放すことができたし、活用できてよかった。
あと、なんやかんやの割引が何かとあって助かった。
行くとこ行くとこなんでこんな割引しているんだ?という感じで。
私は親族だったため、何かと荷物が多かったので買ったバッグとは他に黒いバッグが役にたった。
あと伝線しにくい黒のストッキングをはいていたので、あっちこっちに動かなくてはいけなくてひっかけたりもしたけど、ピーっと伝線しなくて済んだ。
お葬式を終えてみて感じたことは
バタバタとするからこそ、事前に用意しておきたいものではあるけど
今の時代は当日になっても案外問題なく用意できる、ということ。
自分自身わからないことだらけで、そういったことを教えてくれる身内が周りにいなかったので大変だったけど
周りの大人の意見を聞いておけば問題ないと思います。
自分にとっては印象に残った出来事だったので記事にしてみました。
ちなみに、
礼服は慶事・弔事で着るもののことで
喪服は弔事のみで着るもののことなんだそうで。
知っていました?私は知らなかった。