いつだかの夜、夫とのちょっとしたことで落ち込んでしまった。
わたしのせいで夫の行動や生活を制限しているのではないか、と
自己嫌悪に陥ってしまって、申訳なくなって
夫はわたしといて幸せなのだろうか。
わたしではないほうがいいのではないだろうか。
とまで考えてしまった。
次の日の朝もそんな考えが頭の中で回っていて、上手く目を合わせられず見送ることができなかった。
メールで出来事を思っていることを伝えると
これからはこうしていこう、と彼なりの考えがきて
『悲しくさせてごめんね。メールありがとう』
と言ってくれた。
いつも温厚で優しい夫に甘えてばかりで自分の小ささに情けなくなり、さらにへこんでしまった。
夫が帰宅してもなかなか目を合わすことができず
ご飯の支度やお風呂の準備をしていた。
夫が寄ってきてわたしの名前を呼んだのでその方向をみると、
ズボンを履いておらず、Yシャツにパンツ姿(+靴下)の夫が
真剣な顔で、今日はごめんね。と言っていた。
その恰好に思わず笑ってしまっていたら
夫は困った顔をしてたけど、安心したように笑った。
お風呂に入ろうとしたけど、私がまだ元気ないから気になって声をかけてくれたようで。
その出来事が、他人じゃないんだな、家族なんだなーとなんとなく感じて
自信に繋がった。
わたしも夫をもっと笑顔にできるように、成長していかないと。