なかなか不気味なこのタイトル。
でも、そのままです。
いつかお会いできることなら、そんなとこが叶うのなら、TOKIOの長瀬さんに謝りたい、とずっとずっと思っている。
わたしにとってはオオゴトで今から５～６年以上前のこと。
友人と二人でとある街にて買い物したりフラフラ歩いていた時。
ある道までくると、
『ここの近くにあるお店に長瀬智也がよく行くお店があるんだってー。』と友人が言い出した。
友人はジャニーズのなんかのグループが好きなためか、そういった情報を知っていたのかもしれない。
私はジャニーズのファンでなければ、TOKIOのファンでもない。
しかし、長瀬さんは男前でお芝居も上手で、鉄腕ダッシュはもちろん、でていたドラマはよく見ていたほうだった。
その中でも「池袋ウエストゲートパーク（以下IWGPに略）」は大好きだった。
長瀬さんのお芝居が好きだったけど、作品自体が非常に面白かった。
「おい！ババァ！！」とか
「今日からお前はアルパチーノだー♪」とか
「パンチラみ～て、元気だして～」とか
登場人物の印象的なセリフは今でも覚えているし、当時は繰り返し口に出してみては友人等と盛り上がったもので。
その中でも好きなセリフがヒカルの
「まこっちゃ～ん！！！！」だ。
もう何度言ったかわからない。
何度言ったところで自分が加藤あいになれるわけではないとはわかっているけど、ただただ楽しかった。
なので友人に、長瀬さんの馴染みの店が近辺にあると言われた時に
「長瀬智也（当時は呼び捨て）といったら、まこっちゃ～～ん！！！！のIWGPだよねー♪きゃはは～」と
似てないけど「まこっちゃ～～ん」の部分を加藤あいに似せて寄せて言ってみた。
友人と盛り上がり歩いていると
とあるお店の前に、長瀬さんがどっかりと腰をかけていた。
本物だ！！！と、びっくりしたけど、
さっきに似てない「まこっちゃ～～ん！！！！きゃはは～」を完全に聞かれていた。絶対に。
長瀬さんはこちらを見ていた。すっごい怖い眼で。
もう言葉を失ったけど、道が狭く、長瀬さんの前を通らないと前には進めなかった。
引き返すことはとても不自然だったので、わたしたちは無言のまま早歩きでその道を通ることにした。
お店の方と話していたはずの長瀬さんはがっつり私たちをみている。
視線を感じる。鋭い視線を。
長瀬さんの前を通り過ぎ、後ろは振り返らず、角を曲がるまで私たちは一言も話さなかった。
それぐらい怖かった。
長瀬さんがガンつけていたとかそういうことを言いたいのではない。
きっと彼はそういう目つきであり、人気者であるが故に今まで嫌な目とかにあってきたのかもしれないから、危ないと思ったものは威嚇をして自分の身を守っているに違いない。
そう、私たちを危ない奴らだと感じたに違いない。
「せっかくお仕事のない時に不快な思いにさせてしまったのだったら、本当に申し訳ありません。
あと、似てないモノマネしてすいません。」
こういった経緯を長瀬さんに謝りたいわけで。
それ以来長瀬さんを見かけたこともなければ、あのお店の前を通ることはもちろんない。
目的地がどんなに遠くなろうと回避してぐるんぐるん遠回りする。
「長瀬智也」と呼んでいたのがあの日を境に「長瀬さん」となり、
長瀬さんの出ているテレビは一切見られなくなってしまった。
最近やっていたフラジャイルも気になっていた。
とってもとっても気になっていた。
でもやっぱり、みられなかった。
長瀬さんが白線流しでガスコンロで手を温めてたことも、アグネス体操を踊っていたことも知っている。
鉄腕ダッシュで長瀬さんが大きなおにぎりを食べていたのをみて自分もあんな大きなおにぎりを作ってみたいって思ったことも覚えている。
タイガータイガー！じれっタイガー！！！
どの作品も知っている！どの作品もかっこいいと思った！！のに、見られない。
あんな男前にあんな眼でみられたことは今まで一度もなかったので。
まるでハイエナ。いや、ハイエナみたことない。
長瀬さんを不意に目にしてしまった時にゃ、あの日の恐怖が昨日のことのようで。
ついでに太一くんをみると連鎖するのでビビットも瞬時に消す。
だけど、最近面白いと思うドラマがあまりないのでそろそろIWGPをまたみたいなー…と思っていて。
あの音楽とか、映像とか、そしてセリフとか。わくわくする。
わくわくしたいわけで。
なので、ここに懺悔してみた。
まぁ自己満足で謝罪の言葉を口にしてみたところで、ご本人に届くわけもなく。
あぁもう…
トラとウマなんとかしようぜ。
